ネットをしていたら1日が終わるダメ人間に贈る、生活改善のためのコスパ最高アイテム

ネットをしていたら1日が終わるダメ人間に贈る、生活改善のためのコスパ最高アイテム

敬愛するダメ人間の皆さま、こんにちは。僕もダメ人間です。どれくらいダメかというと、大学卒業後2年で住んでいた部屋を立派なゴミ屋敷に変え、退去時に撤去費用で20万円ほどかかってしまったくらいにはダメです。対戦よろしくお願いいたします。

さて、そんなダメ人間の皆さまは1日中インターネットをやって暮らしていたいたいのではないか、という勝手な憶測があります。ちなみに僕はそうです。自粛期間なんてどこ吹く風、仕事で8時間、プライベートで8時間、しめて1日16時間の最高のインターネットライフを楽しんでおります。

できるだけ楽して生きていたい。インターネットだけしていたい。それ以外のことはやりたくない。このインターネット中心の生活が少しでも快適になるように、それと並行して生活を破滅させないように。そんな思いを抱いて、ゴミ屋敷を脱したのちにこれまでさまざまな物を買い揃えてきました。

今回はそういった買い物たちの中で、コスパが高いと思ったアイテムを紹介いたします。

※編集注 当ページから商品を購入することでアフィリエイト収益が発生します。その旨ご留意ください。

ロボット掃除機|掃除の習慣がない人のための必需品

まずはロボット掃除機です。インターネット関係ないじゃんと思いましたか? 関係ないです。でも、ゴミ屋敷にしないためには必要不可欠なのです。

この記事を読んでいる方の8割くらいは、「日常的に掃除をする」という概念が欠如しているのではないでしょうか。ちなみに僕は、26年生まれてこの方一度も掃除を習慣にしたことがないです。そういう人間に、ロボット掃除機は絶対に必要なのです。

不思議なもので、1日中家の中でゴロゴロしているだけでも、なぜか部屋の中に砂やホコリや髪の毛は溜まっていきます。毎日掃除するのはダルい。でも、日に日にホコリにまみれていく部屋を見ると心が荒んでいく。そこでロボット掃除機です。これさえあれば、自分の手を一切動かさずに毎日掃除ができるんですよ。便利すぎじゃないですか?

ロボット掃除機といえばiRobotの「ルンバ」が有名ですが、廉価モデルでも5万円くらいするのでちょっと手が出にくいんですよね。時間になったら勝手に掃除して、勝手に充電器に戻って、そして次の日になったらまた勝手に掃除してくれれば十分なのに……。

そんなロボット掃除機あるんでしょうか。あるんです。それが「Eufy」です。

Eufyにはいくつか種類がありますが、僕の圧倒的おすすめはAnker Eufy RoboVac 15C。お値段は2万円と最廉価ルンバの半分以下ですが、必要な機能は十分に揃っています。アプリで毎日の起動時間をスケジューリングしておけば、勝手にゴミを集めてくれます。最高。

また、ロボット掃除機にはそれ以外のメリットもあります。床に物を置かなくなるのです。仮に床に物を置いているともし足下に物が散乱していると、吸い込まれてはいけないものが吸い込まれてしまって実害を被るので、嫌でも床以外の場所に物を置きたくなります。

人類は「床に物を置かない」と決意してもダメなのです。意思の力を信じてはいけません。床を侵略するロボット掃除機を生活システムの中に組み込むことで、意識せずとも床に物を置かないようにするべきなのです。

というわけで、ロボット掃除機は何が何でも買いましょう。

机|腰を守るために必ず買いたい

もしかして、地べたに座ってちゃぶ台でインターネットをしていませんか?

若いうちは地べたでインターネットをしても大丈夫です。でも、絶対にいつか腰を痛めます。僕はてきめんに痛めました。先達の言葉は聞くものですよ。

安くても良いので、とりあえず足のついた高さのある机を買うのがおすすめです。僕は山善の1万円くらいの机を使っています。まあ、天板が平たければ何でも良いと思います。

また、机は腰以外に、床の秩序も守ってくれるという効果もあります。地べたに座っていると、ちゃぶ台の上にある邪魔なものをとにかく床に置いてしまうんですよね。悪い癖です。でも机が高いところにあると、なぜか床に物を置くことへの罪悪感が生まれてきます。ここにロボット掃除機が加わると、本当に床に物を置かなくなります。

机は部屋のスペースが許す限り広い方が良いです。なぜなら、僕たちは出した物をその都度で元の場所へ戻したりできないからです。物をあるべきところに戻さず机の上に放置しておくと、いずれ大変なことになることは容易に想像できるかと思います。ある程度物を置いても溢れることなく秩序が保てるように、できるだけ広い机を用意するのがおすすめです。

椅子|オフィスチェアがおすすめ

高さのある机を買うと、当然椅子も必要になりますよね。まずは椅子も適当に買って良いです。これだけで、地べたに座ってインターネットをするのに比べて100倍は腰を痛めなくなります。

でも、余裕があるなら椅子はちょっと高いものを買った方が良いです。机は適当に安い物を買った方がコスパが高いですが、椅子はちゃんとお金をかけると本当に生活が変わります。

椅子で生活を変えたい方におすすめの椅子が、いわゆる「オフィスチェア」です。僕が初めて座ったオフィスチェアは、オカムラというメーカーのBaronでした。いま働いている会社の椅子がぜんぶこの椅子なのですが、マジで最高です。全身を深く包みこんれくれるような座り心地で、長時間座って作業できます。

ただ、Baronはオプション全部盛りにすると20万円くらいするんですよね。本当の本当に最高なのですが、正直高い……。そこでコスパ最強のラインを探して見つけたのが、ハーマンミラーのセイルチェアという椅子です。こちらのお値段は8万円ほど。

全部盛りのBaronとセイルチェアだったら、それは前者の方が良いのですが、セイルチェア も座面や肘掛け、リクライニングなどを調整でき、機能としては必要十分。ヘッドレストがないのが玉に瑕ですが、深くリクライニングせず、作業メインで使うのであればあまり気になりません。また、スタイリッシュな見た目で大きさもオフィスチェアの中では小さめなので、自宅で使うにはちょうど良いかなと思います。

新品で買うのは高いと思う方は、毎年3月頃になると、調子に乗ったスタートアップが決算を乗り切れずに売却したオフィスチェアが格安で出回るという噂がありますので、それを狙ってみると良いかもしれません。

キーボード|入力デバイスは身体の延長である

野球選手がグローブやスパイクにお金をかけるように、料理人が包丁や鍋にお金をかけるように、1日16時間インターネットをやる人間は、インターネットをするための機械にお金をかけた方が絶対に良いです。

では、その中で何に一番お金をかけるべきか。PCは当然必要ではありますが、どれだけ性能が良くても3〜5年で耐用年数がきて買い替えますよね。

そこで、最強のキーボードを買うことをおすすめしたいと思います。

最強のキーボードとは一体なんなのか……。そこに踏み込むと沼にはまって一生上がってくることができなくなるので、ここでは僕が導き出した正解をお教えします。HHKBです。HHKBを買いましょう。

HHKBはHappy Haccking Keybordの略で、、静電容量無接点方式と呼ばれるタイプのキーボードです。他のキーボードと違って物理的な接点がないので、構造上壊れにくいというのが特徴。あと、打ち心地がスコスコして気持ちいいです。身近なところではセブンイレブンATMの暗証番号入力キーが静電容量無接点方式なので、近くを通った際は打ち心地を試してみてください。

静電容量無接点方式で他に有名な商品にはRealforceというものがあるのですが、こちらは不要なキーボードがごちゃごちゃとついているので邪魔なんですよね。HHKBはすっきりとした見た目と気軽に持ち出せるコンパクトさが最高! ただ、Realforceは型番が豊富なので、こちらの方が向いている人ももちろんいるとは思いますが。

僕が所持しているHHKBは、2019年末に発売されたHHKB HYBRID Type-S 日本語配列/墨 です。「HYBRID」は有線と無線の両方で接続が可能なモデルで、「Type-S」は打鍵音が(比較的)静かなモデルになります。お値段は3万5千円。キーボードにこの値段は、ちょっとびびってしまいますよね? でも大丈夫です。10年使えば1日あたりの利用金額が1円を切るので、実質無料です。

HHKBも過去に発売された商品を含めるとそれなりのラインナップがあり、「無線接続できなくていいし、音も大きくていい!」という方であれば、2万5千円からお求めいただくことができます。自分に必要な機能を見極めて購入しましょう。迷ったら一番高いやつを買っておけば間違いないです。

ちなみに僕は、「キーボードを2台並べて使うと、手の位置が自然になって肩が開いて健康に良い」という左右分離キーボードの発想に基づき、同じHHKBを2台同時に使っています。キーボードだけで7万円です。これが1日16時間インターネットをする男の末路。

モニター|作業領域の広さは金で買える

インターネットはスマホやノートPCがあればどこでだってできます。でも、本気でインターネットをするのであれば、小さい画面でちまちまやらない方が良いです。でっかい画面を使った方が間違いなくインターネットの効率が上がります。絶対です。約束します。

というわけで、外付けモニターを買いましょう。コスパの観点から述べると、ウルトラワイドモニターと呼ばれるものがおすすめです。

最近のフルHDモニターは、だいたい画面の縦横比が16:9になっています。一方でウルトラワイドモニターの縦横比は21:9で、通常のモニターよりも横に広いのが特徴。モニター領域を広くするだけであれば通常のフルHDモニターを2台買えば良いのですが、左右対称に並べるとちょうど正面にモニターの切れ目ができ、見づらくなってしまいます。また、ケーブルが多くなるのもちょっと良くない。そこで、でっかいディスプレイを1個買えうことを提案したいと思います。

僕が使っているのは、LGの34インチウルトラワイドモニタ。もっと横幅が広いモニタもありますが、34インチくらいが見やすいかなと思います。これ以上広いと首が疲れてしまうので。普段は、ウィンドウを3分割にして並べて使っています。

平面モデルと曲面モデルがありますが、僕は平面モデルを使っています。この辺はお好みで。個人的には写真や動画を編集する機会があるので、あんまり歪まない方が良いかなと思って平面モデルにしました。そっちの方がちょっと安いですしね。映画を見たりゲームをしたりする方は、曲面ディスプレイの方が没入感を得られて良いかもしれません。

ワイヤレス充電スタンド|充電ケーブルを差し忘れるすべての人へ

携帯電話をはじめて手にした時から今までずっと、充電することが苦手です。充電ケーブルを差すだけ、たったそれだけなのに、どうしても面倒くさい。いつ充電が切れても良いようにモバイルバッテリーを持ち歩いていたのですが、そのモバイルバッテリーの充電も忘れてしまうし、殊勝にもモバイルバッテリーを充電し始めたら、今度はそのモバイルバッテリーを家に忘れて出かけてしまいます。出先で充電が切れて泣き叫んだことが何度あることやら……。

僕と同じような悩みを抱えるそこのあなたにおすすめしたいのが、充電スタンドです。ここまで1万円を超えるものばかりを紹介してきたのですが、これは2000円で買えます。本当に今すぐ買ってほしい。

最近のスマートフォンは、基本的にQiというワイヤレス充電規格に対応しています。まずは、お手元のスマホがQiに対応しているかを確認してみましょう。対応していなければ、これを機にぜひ買い替えてください。Qiにさえ対応していれば、なんとスマホをスタンドに置くだけで充電できてしまうのです。革命です。

個人的なおすすめはAnkerの充電スタンドなのですが、基本的な構造はどのメーカーのものも同じなので、好みのものを選んでいただけると良いかなと思います。僕はスタンド型を愛用していますが、パッド型のものもありますので、こちらもお好みで。

こういった充電スタンドをおすすめすると、「頻繁に充電するとバッテリーがヘタるから……」と言われたりするのですが、そんなことよりも今目の前で起こっている「出先で充電が切れちゃう問題」を解決するべきじゃないですか? この充電スタンドを買えば、置くだけで充電できちゃうので、何も考えなくてもいつでもフル充電の状態を保てるんですよ?

何度も書きますが、意思の力を信じてはダメです。環境を変えていきましょう。

まとめ

コスパ最強のアイテムを6つ紹介しました。充電スタンド以外は1万円を超えるものばかりですが、今回推したいのは「価格」ではなく「コスパ」です。費用対効果を重視しているのです。地べたに座ってインターネットをすればお金はかからないですし、今どき1000円出せばそれなりのキーボードを買うことができます。

しかし、投資を惜しむと腰が痛くなり、日に日に苛立ちは募り、生活環境は破滅へと向かっていきます。それを防ぐために、必要なところにはお金をかけていきましょうと言いたいのです。

部屋をゴミ屋敷にしない。快適なインターネットライフを確立する。それを目標に、各自いろいろな物を買っていただけると良いかと思います。よろしくお願いいたします。

文:atohs(@atohsaaa)

編集:渡良瀬ニュータウン(@cqhack)(@Blog)

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