私には、「今日はもう何も食べたくない」という日が定期的にやってきます。
「何も食べられないこと」は、身体的な影響ももちろん、「普通の人が簡単に出来ることが出来ない、疎かにしてしまう」という精神的な影響も及ぼします。そしてその罪悪感は螺旋のようにまた食欲を削ぎ落とします。
今から紹介するのは、私に定期的に訪れる「食べられない期」とその罪悪感をどうにかする自己流ライフハックです。
どんな時に「食べられない期」が来るのか把握する
うっすらでいいので「食べれない期」が来るのかを把握しておくと対策がたてやすいです。
私の場合は気圧や天候が原因になることが多いですが、友人には信号にたくさん引っかかると「もう駄目だ」と思ってしまう子もいます。
周りからは豆腐の角で頭をうちつけて悶えてるように見えるかもしれませんが、本人にとっては命懸け。たとえ豆腐だとしても自覚しておけばそもそも避けられたり、対策をたてられたりするかもしれません。
とりあえずそのまま食べられるものをストックしておく
食べられない期に料理するハードルはかなり高いので、そのまま食べられるものを常に蓄えておきましょう。出来るなら元気な時になにか作り置きをしておいたほうが健康的ですが、出来ない時は出来ません。しょうがない。
朝はグラノーラやヨーグルトを食べる人もいるんですから、365日のうちの何日かの昼食をチョコレート菓子やゼリー飲料、生の野菜や好きな食べ物のみで過ごしたって罰は当たりません。
とりあえず何かしら食べて「何かしら胃に入れた自分偉いな」と暗示をかけます。
この場合は栄養素やバランスは一切考えません。そんなものは元気な時に考えればいい。1週間くらいで帳尻を合わせるつもりで未来の元気な自分に託します。
このストックは「食べたくなったら食べる、その時に何も無いと困る」くらいの気持ちで用意します。
「これなら食べられる」を外注する
なにかやり遂げた時の御褒美やこれなら何杯でも食べられるものはきっと誰にでもあると思います。どうしても食べたくないけど罪悪感をおぼえたり、自分がダメだな……と思ってしまう時は、そういったものに頼ることにしています。
この際は出来るだけ徒歩圏内、もしくは会社や学校の行き帰りの道中で買えるものがベストです。行列の出来るお店や遠方の店は「これなら食べられる」のハードルが上がってしまうからです。手軽に買おうと思ったら買えるもので、買いに行った自分と大好きなものを食べた幸福感で満たしましょう。
代わりに食べてもらう
YouTubeなどでよく見る大食い動画や料理動画で代わりに食べてもらい、気持ちだけでも食べた気分を味わうのも良いかもしれません。これは動画に限らず大食い番組でもめちゃくちゃよく食べる友人でも良いと思います。
大食いをする(できる)人や美味しそうに食べられる人は生命力に溢れていて、そのエネルギーにあてられてか見てるだけでもこちらもなんかお腹いっぱいになる気がします。
大量に皿に盛られた炒飯を大きなスプーンでたいらげてしまう姿にはもはや感動すら覚えます。そして空っぽになった皿の前で手を合わせ「ごちそうさまでした!」。最高です。
私は大きな白い犬がスイカやイチゴなどを食べるASMR動画、いわゆる音フェチ動画をよく見ます。ASMRだとそれほど刺激が無い気がして、心が落ち込んだ寝る前にもおすすめです。ふたりぐみの女性YouTuberの方が料理で失敗したりしなかったりしながら、仲良く笑いながら大食いする動画も好き。
今やあらゆる媒体で人の食事風景が見られる時代です。いざとなったらふわふわの犬や大食いが得意な方に私たちの罪悪感ごと食べてもらいましょう。
最後に
何度も書きましたが、「食べたくなったら食べたらいいし、食べたくなければ食べなくてもいい」のです。
食べたくないなあと思っている時は精神面にしろ肉体面にしろ、なにかしらバランスを崩している時だと思います。そんな時くらいそちらを癒すほうに全力を注いでもいいんじゃないでしょうか。
元気になったら美味しいもの沢山食べましょう。
なにかしら対策が罪悪感の払拭のお手伝いになっていればと思います。
文: おもち(@nebosukene)
編集:渡良瀬ニュータウン(@cqhack)