(※全国酒飲み音頭のリズムで)
【理想】
月曜は眠くてもLINE返すぞ〜 LINE返す LINE返す LINE返すぞ〜
火曜は怠くてもLINE返すぞ〜 LINE返す LINE返す LINE返すぞ〜
結果:未読通知0件
判定:SS
【現実】
月曜は眠いので明日返すぞ〜 明日返す 明日返す 明日返すぞ〜
火曜も怠いので明日返すぞ〜 明日返す 明日返す 明日返すぞ〜
結果:未読通知143件
判定:F
茶番を挟みましたがこの記事は「LINE返せないマン集まれ」みたいな感じの内容です。
みんな集合してください。ちっちゃく集まってください。画面に向かって告解をしてください。
LINE返せな〜〜〜〜い
私は初めて与えられたケータイがスマートフォンだったので、ありとあらゆる学校行事、部活、青春、人間関係、学力テスト等をLINEと共に生き抜き、その傍でなめこだのエイの乾物だのを育てこれを糧としてきたと言っても過言ではないのですが、返せない。
え、返せなくない?普通に未読無視になっちゃう。
我LINEネイティヴぞ……?なんで返せないのん?
「いそぎ」とか「これやばい」とか「画像を送信しました」とかされたらすぐ返せる……緊急事態だから……
でも日常会話みたいなダラダラしたやりとりがLINEの基礎代謝でしょ!? それを溜めちゃう!!
お互いのバイブスが合ったりネタが神懸かり的に降りてきた時はありえないくらい爆速のやりとりが続くんですが。
重篤な内容、明らかに返信に気力を使いそうなやりとりをしないといけない場面はLINEのみならずメールでだって電話でだって訪れるし、それに時間がかかってしまうのは仕方がない。
だって自分が思っていることが伝わるように整理して、言葉を選んでメッセージを送るから。
じゃあ気のおけない友達とのさりげないやりとりを溜めてしまうのはなんなの?友情の怠慢なの?
エ~~~~ン……
そんな私に意外と効果があったのはパソコンでLINEをするということでした。
別に小難しいコード書いたりLINE勝手に返してくれるAI組めって言ってるんじゃあないんです。
PC版LINEにログインするだけで割と返せる自分に気がつきました。
Q.その手元の板でいつも何をしていますか?
スマホで音楽を聴いたり、ツイッター見ていいねしてストーリー垂れ流して、あと頭に浮かんだことをちょっとメモしたり、NetflixとかAmazonprime見て、買い物もしたいから欲しいものを売っているお店やサイトを検索して、お腹減ったしここらへんでごはんたべれるところないかなって食べログとGoogleMap照らし合わせて……ってやりますよね?
それを一生懸命やっている時にLINEの通知が入ると、なんだか水を差されたような気になってしまうことがある。し、そういう時は確実に返せない。
(酷い時は夜間モードにしてポップアップが出ないようにしてしまいます)
一旦自分が集中しているものから離れて、画面を切り替えてLINEを返す。
0.5秒後には返信が来る。
返す、来る、返す、来る……
戻れないじゃん自分の世界に!見せてくれよストレンジャーシ○グスの続きを!お腹も減った!!ゴハン!!
まさにこの、「いまLINE返したら自分がやってることできなくなっちゃう!後で!」という思考回路がシンプルにLINEを滞らせていました。
っていうか、もっと正確に言えば、自分が今やっていることと同時進行でラインを返すために画面を移るのすら面倒くさがってしまう横着さ。
そして溜まっていくLINE、それを託される明日の自分とそれを明日に託す明日の自分……膨れ上がる通知……。
アア……溜まってる……開きたくない……ゴメン……スン……(就寝)
他の画面に移動するのがメンドクサイならもう全画面を一つの枠の中にブチ込んでしまえばいいのでは?
スマホはLINEを開いたら全画面がLINEに占領されますが、PCはLINEを開いても画面が大きいのでスペースが余って、そこに他の作業画面を出すことができるのです。
私はいまこの文章を、ウィンドウを小さくしたGoogledocumentで書いています。
バックグラウンドではYoutubeが流れていて、他のタブにはさっき見てたサイトとか、あと髪を染めたいのでそこらへんから漁りまくった画像が羅列されています。画面の端にはLINEがあります。
今ならやっている全てのことを同じ視野に入れながら、同じ手元でLINEを返すことができる。
溜まってた分をパソコンで一括返信して、スッキリしたら新着でくるものを確認しつつこまめに返す。LINEを溜めてる罪悪感も一掃されるので、これをやってしまえばあとはスマホでもそれなりに返せます。
ママ~LINE返せたよ~!
同じ画面ですべての行動を処理できるようにする。
これが結局私にとって有効な処方箋でした。
LINEを返す、やっていることはスマホでもPCでも同じですが、他にもやりたいことがあるなら作業間をシームレスに反復横跳びできる環境を作っていくといいかもしれません。
注:すべての悩めるLINE返せないマンに効く万能薬ではない
最近は図書館にこもって期末レポートを書いたりしているのですが、ずっと座っているのが苦手だし集中しすぎて熱が上がるので、席を立ってうろうろして、外を散歩して、帰ろ〜って戻ってくると自分の席がすぐわかるんですね、ダントツで散らかってるから。
コピーした資料やら本やらが互い違いに散乱しているのが私の巣です。
こんなに散らかるのは、今やっていることとか、参照したい部分を全部同じ画面に収めないと処理できないから。
席の周りを見渡してみると、基本はパソコンだけで必要な時に本を開けば大丈夫という机がすっきりしている人もいれば、私のように使うものを全て目の前に展開させないとできない人もいるようです。
レポートに限らず、文章を書くということは「自分は分かっている」を「人に説明できる」にするということ。でも「自分は分かっている」に到達するまでの速さと、「人に説明できる」を達成できるまでの速さは同じじゃない……。同じじゃあないんだよ(半ギレ)
加えて、エネルギーの配分がへたくそだから頭を回すのに全振りしてしまってフィジカルのほうにリソースが割けない。
それでいて頭は止まってくれないので完全に体が置いて行かれる。頭を一旦振出しに戻す。以下繰り返し。
バカになった歯車ですよこれは。全くかみ合っていないから片方がどんなに速く回ろうと滑ってもう一つの歯車にエネルギーが伝播していかない状態です。回る回るよ歯車は回る……
「人に説明できる」のスピードを「自分はわかっている」のスピードに近づけて、ページをめくったりだのに余計なエネルギーを使わないために、本の必要な箇所を開いたままにしておく、考えの元になった資料をぶちまけておくなどをする。そうして机上がヤバくなる。
理解とアウトプット、相互のスピードをうまく調節できる人もいるのかもしれませんが、ピーキーな脳みそのせいであらゆる調節が絶望的に苦手だという人は、自分の外でどうにか帳尻を合わせているのかもしれませんね。汚い机を恥じるな。
しかし、これは自分のペースを調節することが自分のためになのか、他人のためになのかというだけで、「自分のやってることをこまめに中断してLINEを返すことができない」という悩みと地続きの場所にあるような気がしています。
「頭で考えたことをアウトプットする経路をできるだけ短く、誤差なく行って、その間に余分な動作を挟みたくない!」というタイプの人間ならば、PCを使って他のことをするのと同じ画面でLINEを返す方法はよく馴染むのではないかと思います。
返そ~って思ったときに一度自分が見てる画面を切り替えなくていはいけないのと、同じ視界に収めながら作業を移ることができるのとでは行動のハードルにかなり差があるように思いました。
まあ、ものは試しなのでやってみてダメだったらなんでダメだったのか明日までに考えてきてください。
では私はそろそろねむるので、全国のインターネットパーソンのみなさん、グッド・バイです。
文:コガ(@r_exova)
編集: 渡良瀬ニュータウン(@cqhack)